「利休にたずねよ」が話題になってた頃は全く興味が無くて、直木賞受賞本も海老蔵の映画もスルーでしたが、半年前から茶道を始めたので読んでみました。
色んな人の視点からファクトを見るというのが面白かったです。
戦国武将がお茶にこぞってハマってるのも、なんでかなって。
茶道を習い始めて半年ぐらいなんで、まだわからない事だらけですが、やってみていくつか思う事があります。
- 季節や自然を感じつつ、無心に心を落ち着かせる儀式である
- 無駄のない動線と「プロシージャー」ががちっと決まっている
- ナダル的にルーチンやったほうが落ち着く。的な感じ。
- 一旦枠にはまって、その意味を試行錯誤して突然「大悟いたしました」もしくは徐々に気づきを得られる。
- 結局男子も(むしろ男子のほうが)おままごと好き。
- お茶のどの部分が好きかにもよるので一概に言えませんが、まぁ大名物とかコレクターも多いので、道具並べてにんまりとか他の人に披露してドヤ的な印象をうけました。
- ミニマリスト的には道具は自分の思う最高のモノを最小限でというので、コレクション派ではないのですが、いろんなものを見せてもらって勉強させてもらうのは良いですね。
1番のびっくりは利休さんて業の深い人だったのね〜と興味が深まりました。
本読む前は、映画で海老蔵が利休やったのは知ってたんですが、ぜんぜん合わないミスキャストと思ってたんです。
利休切腹するの70歳ぐらいだし、なんか老成してからのイメージやら「ワビサビ」の人でしょうというイメージがあったので、なんで海老蔵って思いましたが。
読後、納得。若い頃の話にポイントがあったので、結構ぴったりだと思いました。
映画はまだお父さん生きてた時なんで若い時ですが、父もさって奥様もなくして子育てされている今の境地で演じたらもっとあってただろうなと思います。
映画は観てないので、機会があればみたいですね。
と他にめぼしい映画をさがしてみたら、ありました。
こっちのほうが有名かもですね。
まずは三国廉太郎が利休、秀吉を山崎努がやったやつ。
他のキャストもスゴイ豪華なんです、けっこうすんなりイメージしやすい配役ですね。
そして、奥田英二の方。
こっちは原作井上康で、利休は三船敏郎で萬屋錦之介とか加藤剛とかでてて、これまたシブイ!
ぜひ、この映画たち見たいと思います。
利休つながりで、お茶と書道の稽古
ちょうどこの小説のテーマの花に木槿(むくげ)무궁화 が出てくるのですが、ちょうど今咲く時期ですね。
今まで茶花とは知りませんでした。
槿花一日自為栄
白居易の詩も小説ででてきましたので、昨日のお習字のお稽古にて。
漢字文化圏で教養があれば、言葉つうじなくても、筆談や詩で意を伝えることができるってなかなか素敵です。
私も勉強しよう。
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むくげって韓国の国の花のイメージであんまり茶道と結びつかなかったんですけど。
また、利休にたずねよにチョゴリ着た人でてくる小説とはしりませんでした。
当時の堺ってやっぱ国際都市だったんだなぁと。
南蛮人だけじゃなく、もともと明とか大陸との貿易やってただろうし。
たぶんほとんどモノの年代的には李朝の陶器だけど、なんで茶道では「高麗」っていうんでしょうね。
そんなにお道具はないので、ダイソーのコンテナを棚、電気ポットを釜に見立てて先週の杉棚のお稽古を復習です。
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よし、お茶の方もがんばろう。