先日スペイン旅4で大航海時代のお金と権力の匂いがぷんぷんするセビリアを訪問したと記事にしました。

そろそろ旅も中盤すぎ、本日は令和遣欧中年使節としてコルドバのメスキータを訪問について綴意りたいと思います。
メスキータってなんだ?
言葉だけではぜんぜん、イメージ沸かなかった観光地なんですが、現地はいって、なんか見たことある!となりました。かなり特徴のある建築物です。
メスキータはアラブ人たちがすでに作ってあったモスクの中にカトリックの司教座聖堂を作った世界遺産だそうです。
Goldenargo.com Goldenargo.com
特徴的なアーチとそれを支える柱、8世紀のオリジナル部分はなんとローマ時代の建物の柱を再利用で全部デザインがちょっとづつ違うようです。
10世紀にかけて拡張したり真ん中柱とってゴシックのカトリック教会部分を追加したりと、モスク部分は宗教的には機能してませんが、装飾デザインがとても素晴らし高度なイスラム文明を思わせます。
柱にはこれ自分が作った的な当時のアラビア語の職人のサインがはいっている柱があったりもします。
使われている石もいろいろで「アラバスター」もあります。
アラバスター(Alabaster)は美しい白色の鉱物の変種のひとつらしいですが、光も通すようです。ガラス技術が貴重な時代はこういう高価な石もつかわれてたんですねぇ。
ガイドさんが懐中電灯で光を当てて実演してみせてくれてます。
Goldenargo.com
昨日のセビリアもそうですが、暗黒野蛮人のの中世欧州と比べて、当時の先進国はちゃうなぁと色々ミックスなスペインと言ってイイか微妙ですが、イベリア半島の文化歴史を垣間見れました。
その後、有名な花の小道というのがあるので、つれていってもらいました。
ラッキーな事に他の観光客がいない!シャッターチャンスです。
イタリアの中庭素敵ですが、ユダヤ人街で見せてもらったスペインのパティオも素敵でした。
ワタクシもこんな中庭のあるお家に住みたい!
中庭を超えるとなめし皮をつかった小物屋さんでショッピングタイム。
我々は見てるだけでしたが、他のお客さんはなんやら購入されてました。
皆さんランドセルや皮ベルトを選ぶときなど「コードバン」という用語を聞いたことがあると思います。実は コルトバという地名からこのコードバンってきてて品質の良いなめし皮の代名詞だそうです。皮のなめし技術が低いモノだと、結構匂うらしいのですよねぇ。
ゆえにスペインのロエベのみならず、有名なイタリアやフレンチメゾンはここの皮を使って高級ブランドカバンをつくっているそうです。
ふーむ。観光の間に産業の話も聞けてなかなか面白いです。
さて、本日の観光はここまで。
この後、さらに北上移動しラマンチャ地方でドンキーホーテのクラッシックな風車と現代の風車(電力発電用)も見つつ最後マドリードに移動です。お楽しみに。