螺鈿紫檀五弦琵琶鑑賞 御即位記念の正倉院の世界展@東京

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最近気になる楽器があります。

それはリュートや琵琶などの古い楽器。昔チェロを少しならって挫折した思い出があるので、うかつに手は出せませんが、大きさもチェロ程大きくないですし、調べたら東京でも教室あるんですね~

なんといっても典雅な雰囲気。

楽器自体の形も麗しいですし、音色も渋く、古今東西の吟遊詩人の世界であこがれます。

若い頃はまったく「ギター」「エレキ」に関心がなく、どちらかというとバイオリンチェロといったような弦楽器のほうが好きでよく聞きました。

この夏スペインはアルハンブラに訪れて、最近はクラッシックギターもええねぇと思うようになってきましたが、人間の好み嗜好ってかわるもんですね。

さて、そんななか迫ってきた「令和」の御即位記念でなんと、東京で正倉院の世界という展示会があったので、行って参りましたのでレポートいたします。

正倉院の前に、奈良と私

ご存知の通り、奈良にある皇室の「倉庫」でございます。

単なる倉庫と違うのは、収められているのが「お宝」だということ。

ワタクシ、割と若い時期から母親の趣味で奈良には良く遊びに行ってましたので、とてもなじみがあります。

小学生の頃はまだそんなに歴史も勉強してませんし、明日香だ斑鳩だ法隆寺だ大仏だといっても全くありがたくなく、「柿ばっかりでなんもないなぁ」と。子供的にうれしい食べ物や見るものが少なく、なんかやけに盛り上がってる母親が不思議でした。

まぁそういう素地もあったかもしれませんが、ティーンエイジャーになるころには漫画大好き少女になっておりましたので、「日出処の天子」「天上の虹」などこの時代の歴史漫画にもどっぷりはまり、20代後半~30代にかけても折をみて旅行先として奈良には通ってました。

年取るとわかりますが、断然京都より奈良です。ワタクシ若い頃は大学は絶対京都の大学がいい!というので、京都に4年間通いましていい所とは思いますが、奈良にはかないません。あの人も風景もゆったりな感じとなんだか懐かしい感じがするのがたまりません。

あおによし~とありますが、決して建立当初の派手な色合いではなく古びた現在の姿にとても趣があって大好きな土地です。

建築としては、渡来人がつくってきたこともあるので、韓国の古い寺や建築にそっくりですが、色を塗りなおさずというのがとても「日本の美」として別物として美しいと思います。

社会人も数年たちますと、金銭的にも余裕がでてまいります。

いきった小学生が如く、「奈良ホテル」にとまってみたりとなかなか自己投資にも余念がなく。

独身時代は妹ともじいちゃんばぁちゃんに交じって、ちょっと場違いか?!と思いながら正倉院展やら国立博物館でお宝を見て回ってました。

直近ですと、2年程前夫と共に秋の奈良に2泊3日で行ってます。結構前回行ってから間が開いてたので、やっぱりにもっと頻繁に来なければと思いなおすほど、「奈良ええわぁ」と思いました。時間があればまた記事にしたいと思います。

そして正倉院展。

関西の人気おばちゃんタレントならば、「うちの倉庫虫干しするので、その間に皆さんに見せてあげようと思って」というようなのが毎年開催される正倉院展です。

ただ、この展示。回を増すにつれ、お宝を出し惜しみしてるように見えるのはワタクシだけでしょうか。最近の展示あまりこれといって「欲しい!」と思わせるものが少ないです。

ワタクシの美術鑑賞のポイントは「欲しい!」と思うかどうか、家に飾りたいと思うかどうかです。なので、なんぼスゴイ値段やねん、といわれても、好みじゃないものの展示はスルー。

わかりやすいです。

ですが、今回は違いそうです。あの、五弦琵琶きちゃうんだ!正倉院展に展示がなくても、お土産屋さんには絶対正倉院文様のハンカチとかで五弦琵琶グッズうってるんですが、展示にはない。

なんや出し惜しみか!怒。

やっぱり「御即位記念」となったら別格でしょうか。それも奈良までいかず、東京でみれる!というので、そうそうにオンラインで前売りチケット入手です。

御即位記念特別展「正倉院の世界 ―皇室がまもり伝えた美―」公式オンラインチケット|公式オンラインチケットなら手数料0円。チケットは スマホ画面表示 または 自宅で印刷 が選べます。
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「正倉院の世界」展@東博 平成館

で、行って参りました。

最近では「三国志展」も週末の夜間会館を利用して混雑を避けたのに味をしめ、今回も土曜の19:00頃から入館することに。

早めの夕食をたべてから上野へ。

公園は結構真っ暗なんで、ヘッドライトあった方が良かった?と思うほどです。外灯ありますが、結構暗いなとおもってたら、ほんとにヘッドライトつけておじちゃんいてびっくりしました。笑

噴水のあたりなど、まぁ薄暗くてもそこそこ趣があります。

東博に入ると、ライトアップされているので、とても良い雰囲気。博物館・美術好きであれば、ここほんとにデートコースとしてはお勧めです。

建物も素敵なので昼間でも充分素敵ですが、夜も一度ためしてみてください。

そして、平成館。

そこそこ人はいますが、「顔真卿」の展覧会の時のような展示の小部屋に入るのに長蛇の列という感じではなく、スムーズに見ることができました。

最初のほうはいわゆるお宝の「目録」的な巻物や織物が多く、半分すぎてもまだ琵琶がでてきません。出し惜しみやな。

「布」系の展示をみてちょっと残念だったのが、今時、もうすこしデジタル展示があってもいいなということ。古色蒼然した現在の布切れ見てもなかなか、当時の姿が想像しにくいと思います。

ポロを嗜む人やラクダであったり、ライオンや南国の植物の織り柄から、とおくシルクロードをとってきたお宝だなぁとロマンは感じるのですが、想像力にも限界があるので、今の技術で当時「こうだったじゃないんか劇場」ばりにデジタル復元してみてはいかがでしょうか。予算との兼ね合いもあるかとおもいますけど、いろいろこういうのに参入したいベンチャーとか企業はいそうですしね。

最後のほうに正倉院の「塵芥」の展示や何をなぜやっているのか説明動画もあるのですが、これやってるんだったらできそうな気もしますし。

文化遺産なんでここまでするんでしょうが、いくら元お宝とは言え、「芥、ほこり」になっているゴミを保管しながら成分で仕分け作業をえんえんとされている仕事、いやぁ、大変。他の展示にもありますが、修復士の仕事、平和な時代だとロマンもあって良い職業だと思いますが、大変なしごとですね。頭が下がります。

それ以外にも、織田信長の史実で有名な「蘭奢待」などの香木。

ここももうひと工夫欲しい。こんなに大きいのだから、蘭奢待の匂いをかがせてほしい。本物見ると結構大きいですし、信長が切り取った部分てみても結構小さいんですよねぇ。足利将軍の跡もしかり。

100歩譲ってまぁ本物無理でも、類似の香木はあるだろうに。

企画展示の方、「御即位記念」なんでもうちょっと頑張っていただければと思います。

そして、第二会場にてやっと琵琶の展示。

「琵琶」自体の形がそもそも美しいですが、細工がほんと素晴らしい。ラクダに乗っている胡人やお花でしょうか、すごい数の螺鈿の模様。また裏面がこれでもかとうように、ほんと楽器というより宝石ですね。

「正倉院展」あるあるですが、必ず「単眼鏡」で観察されている方がいらっしゃいます。東博では奈良国立博物館より少な目でしたが、あれ見え方ちがうんかな?といつも思ってしまいますが、購入までは至っておりません。目で見える範囲でいいかなと。

この展示会全般的に写真撮影は禁止です。最後のほうにレプリカ部分は撮影OKのエリアがすこしありますので、この写真はレプリカ。でもとっても精巧につくられてます。

先ほどから「美術品ほしい」といってますが、わたしぜんぜんレプリカでいいんです。同じようなデザイン等で現世風にしてもらったらもっといいかも。でも、失われた技術や技法も多いので、こういう古代のものは復元自体ができないものも多いみたいですしね。

会場では「琵琶の音」も放送されています。ぜひ典雅音色もきいてみてください。

最後のほうは、正倉院の建物の実物大?の一部展示もあります。門やら鍵やら。

「これ、校倉造り」と昔の神童今ただの人の夫が嬉しそうに言ってます。受験勉強で日本史選択した人は張り切る場面かと思います。蘭奢待でもそうでした。

こういった建物含め、やっぱり奈良現地で見るのが一番ではありますが、今回目玉の琵琶と素敵な鏡、シルクロードをとってきたであろうコバルトブルーのガラスの器など「御即位記念」なのでお宝満載です。

前期後期と分かれておりますので、お宝の展示の入れ替えもあるようで、時間があえば後期もみてみたいと思いつつ、今回この辺で。

おまけ 正倉院ガチャガチャ

私は最近は展示会でグッズはめっきり購入しなくなりました。

ミニマリストの観点からすると、やっぱりそのうちゴミになるというので。

ですが、夫は結構こういうグッズもの大好きです。

今回はこれやりたい!というのが。それは「正倉院ガチャガチャ」。500円もしますが、自分のお小遣いでどうぞと。

ワタクシは昔「ガンダムがちゃがちゃ」で痛い目にあっているので、その轍は踏みません。シャーザクや頭ないラストシュートのガンダムはぜんぜん当たらず、ジムとかボールとかばっかり。せめてガンタンクとか、シャー専用ズコックがほしいのに。

で、今回。やっぱり琵琶はあたらず、鏡もあたらず。胡人のお面でした。まぁルチャリブレ(メキシコのプロレス)など夫はお面も嫌いではないようで、まぁ気に入ってザックにつけるといってます。

お土産コーナーでは普通に五弦琵琶のキーホルダーとか栞で素敵なのがあるので、皆様もお土産探索してみてください。