九成宮醴泉銘という楷書の古典を久しぶりに臨書してみました。
ひゃー25年ぶりか。
墨のいい匂い〜
実はワタクシ社会人になってほとんど字を書かないからどんどん下手になって、言うのがはずかしいですけど、一応一東書道会という団体で師範までとったり、当時出始めで実技以外の歴史も含めた書写能力検定試験ってのも受験して師範までとってたんですが、まぁ忘れてしまってすっからかんです。
が、縁があってまた再開したので、大人の書道についてつづってみたいと思います。
問題は、趣味が増えると「道具が増える問題」と「場所がとっちらかる問題」をどう対処するかですね。。。
この辺もふくめて、中高年向け21世紀の書道自主練について。
きっかけは茶道雑誌「なごみ」
最近かった茶道雑誌に触発され、久々に書道したいなと思いまして。
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茶道で礼状は筆か〜
私も巻紙でお手紙書いてみたい!
と雑誌に触発され道具をポチり。
書道道具の変遷
昔ごっつい端渓の硯も持ってたんですが、、、重いので断捨離してしましました。
サラリーマンやってた時は実家から書道道具、一応東京のマンションに持ってきてたんですが、結局やらないなぁというので大胆に断捨離しちゃったんですよね~
ミニマリストですから。
もしまたやりたくなったら、買えば良いと。
というのも、1LDK40m2そこそこのマンションですから、
- 場所がない!
- 半紙サイズだけじゃなくて、全紙サイズのデカい作品もかいてたので、、、まあ、場所が必要だったんですね。書いた後の紙がどっさりできますし、乾く間はその辺放置だし。
- 墨で汚したくない!
- 実家は汚して良かったんか?!と親に怒られそうですが、まぁご愛敬。汚さないようにカバーするような「新聞紙」もないですからね、サラリーマンしてた間は日経とってましたが、電子新聞でしたし。。。
- 筆を洗いたくない!
- これ、地味に毎回洗わないといけないので、流しや洗面所がよごれるのです。。。と敬遠。
- 道具の置き場がない!
- 実家みたいに押し入れとかヨドコウとかあるわけではないので、限られたクローゼットでの管理になると、ミニマリストにとって20年も使ってないものを置いておく余地はございません。
- ほんとうは韓ドラとか中国時代劇にでてくるような、「文房四宝」を屏風とか文机とかそろっている部屋で綺麗に飾れる書斎が欲しいですけどねぇ。筆掛けとか机におきたいし。道具類は出しっぱにしないと使わなくなるので、これは書道にしてもソーイングのミシンでもガンプラ道具でも一緒なので、願わくば専用アトリエが欲しいですけど。ミニマリストなのでこのへんは妄想だけにしておきます。
というので、とっくの昔にほとんど処分ずみだったんですよ。
ですが、この度時間もやる気もある、やる気がムクムクでてしまったらどうするか。
やるしかないです。
ですが、そこはミニマリスト、ミニマムに最新updateして道具を揃えたい所です。
というのも、以前断捨離した硯。
書道の先生にお願いして、なかなか良いお値段のモノを購入したんですが、重い、デカイのです。
10~20代ならいいんですが、中年以降は山道具に限らずモノはどんどん軽量化です。
これは台所道具にかぎりません。

あと、墨するのも結構力仕事なのです。
これらを考慮して今回はこちらの墨池ゲット。
先生が朱をこれで使ってたのが今は解ります。
大字で全紙版のサイズの作品書いたり練習って、それだけでも時間がそこそことられるのに、結構大量の墨汁を磨るのって、結構手間もかかるし手も汚れます。
なので、ものぐささんにはこの墨池おススメです!
なごみの記事でも同類の方いたなぁ。
その上、ネットで見ると最近はこんなものぐさ道具があるんですね。
わお、21世紀~買わんけど。
近所に書道道具展、銀座や神田、神保町など歩いて行ける所にもぼちぼちあるんですが、きっと高い素敵なヤツをすすめられそうだしなぁというので、まずはネットで市場調査。
けっこう最近はネットで買えちゃうんですねぇ。
なかなか素敵品揃えの奈良のお店のオンラインショップを見つけたので、ここでまとめて送料無料になる6000円程を購入させていただきました。

【購入品】
- 大筆 2,000円ぐらい
- かな用小筆 1,300円ぐらい
- 墨池 1,000円ぐらい
- 文鎮 ニッケルの小さいの2つセット 数百円
- ゲーナ(チェブラーシカのワニ)っぽい筆置き 数百円
- 漢字練習用 半紙 お試しの100枚単位で買えました。
- かな用練習紙 これもお試しの100枚
- かな用料紙 懐かしの「明日香」。これもリーズナブル!
下敷きは実家にあると思って注文しなかったんですよ。
ですが、実家にヨガマットよりでかい作品用の下敷き置いてたと思ったのに、母に聞いたら無いようで。
しょうがない当分、ガンプラ作成マットと段ボールで足りない道具はカバー。
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と、学生時代に比べるとかなり道具も紙の大きさも絞って再スタートです。
これぐらいであればA3の書類ケースぐらいにお道具やら紙、収まるので、ワタクシ割り当て分のクローゼットに入ります。
ミニマリストとしては、ミニマム化軽量化をなるべくトライです。
作品までじゃなければ、書いたものはすぐ捨てちゃうので、この辺はたまらないですし。
気に入ったモノは写真とればいいしなぁ~ぐらいの、軽い大人のお稽古です。
要は、「モノ」ではなく「行為」や自分の「技術」があればいくらでも生み出せるので。
ほんとうは、道具含めて全部おいてある書道スタジオ的な所に身一つだけで行けばすべて揃ってるってサービスがあったら良いんですけど。
たまに手ぶらお稽古をうたっている書道教室あるんですけどね、、
個人的には学生時代みたいに競書にだしたり、ってのはあんまり考えてないのでのんびり趣味でやりたいのと、和事は先生次第みたいのがあるので、先生と教室の選定ってけっこうエネルギー使うんですよ。
今年は習いごと2つ増やしてテニスも合わせると3つなんで、これ以上増やすと大変なんで、当分まずは自主練です。
図書館の本を参照して書いてみる。
で、手慣らしに楷書を書いてみました。
三つ子の魂百までと言いますが、書けるもんですね。
かなは高校生の頃先生に言われるがまま、関戸本古今集を歌の意味とか全くスルーで写してただけなので、ちゃんと歌も勉強しながらやろうかと。
そういう意味では百人一首をかいてみるのも良いかもしれません。
今回はお手本になるかなと、書道講座という本と臨書の本図書館で本借りてみました。
誰のどの古典にするかな~物色中。
かなで好みの書体は、小野道風かな。
やっぱり高野切か本阿弥切れかな。
漢字は蘇東坡も良いな。
結構迷うので、もう少し吟味してからお手本用の本はポチろうと思います。
もうちょっと練習したら、禅語など茶道のお軸に使えそうなの書いて表具屋さんにもっていってもいいですし。
先述した書遊オンライン、ネットで表装サービスとか篆刻(落款用ハンコ)サービスまであるんです!
中学生の頃自分の名前の篆刻やったことあるんですけど、あのハンコみつからないんだよなぁ。
けっこう実家で探したんですが。
まぁ、時間貴族なんでそのうちまた彫ってみようかな。
とプランは広がります。
大人のお習字良いかもです。