先日入門の許状をいただいた旨記事にいたしました。

最近やっと濃茶平点前も慣れてきて、棚であったり小習いで貴人点をやってみたり、バリエーションが数限りありませんねぇ。
でもワタクシ割と飽き性ですので、飽きる間がないくてすごく燃えます!ボッ。
本日も先日アシスタント先生が先生に稽古をつけてもらってたので、見学させてもらったんですが「逆勝手」なるものを初めて見せていただきました。
ひゃースゴイ頭の運動ですね、動作も伴う反射神経もいりますけど。
言葉しか知らなかった「逆勝手」。
まさか今週自分が稽古するとは思いませんでした。
なかなか大変ですが、面白いです。
とお稽古もぼちぼち進んでいるので、そろそろ自主練用にあれを作ろうと。
そう羽箒です。
炭点前の為のお道具準備
先日炭点前の為のお道具準備の第一フェーズとして、「炭斗」をクラフトバンドで手作りした旨記事にしました。



自分的にはそこそこ満足だったんですが、まだ足りないものが。
それは「羽箒」。
これもピンキリではありますが、最低中古でボロボロでも3800円ぐらいでしょうか。
新品だとだいたい18000ぐらいからみたいで、鳥さんにもよりますけど。
その上、右羽根、左羽根と炉・風炉用でことなるようなんです。
そもそも鳥の羽の左右で幅が違うって知らなかったです。
茶道のお稽古、普通だとぜんぜん知らないオタク知識が増えていきます。笑
ですが、構造をみると結構簡単そうに見えます。
羽根3枚重ねて、竹皮で持ち手を巻いて糸で縛る。
なんかできそう。
というので、資材検索です。
華麗なる羽根の世界
まずはAmazonや楽天、メルカリもつかって「羽根」検索です。


そうすると面白いのですが、羽根って結構売ってるんですよねぇ。
メルカリなんかだと、まったく素人さんが近所で拾いました系を出品してたり。
業者さん系は大きく3系統。
- 踊り子向け
- 釣りキチ向け
- その他手芸クラフト系
1と3は若干かぶりますが、衣装系かアクセサリー系かという感じのようです。
そういえば昔会社の先輩でサンバをやってた方が、「衣装ほぼ布ないのだけど羽根が高いのよね~」って言ってた気が。
クジャクとかオーストリッチとか色々売ってて面白いなぁと。
あとは釣り人向けのフライフィッシングでしょうか、餌用の虫を羽根で作るんでしょうね~
なかなか趣味人の世界で面白いです。
売っている羽根も、猛禽類から華やかなクジャク、あとはガチョウグース系(白)を洗浄して色つけてたりと。
茶道で使うのは鷹だったり、白鳥や鶴などちょっと大きめの羽根のようなので、ワタクシもその線でさがしてましたが、なかなか白いのはありません。
まぁ汚れるし茶色系で鷹とか梟系かなぁと物色。
で一つなかなか素敵な羽根を発見。
はじめ何の鳥かわからなかったんですが、どうも調べると七面鳥のようです。
七面鳥って茶道でつかっていいのかなぁ?ってこれもリサーチすると、どうも「唐国鳥」って言ってあるらしいです。
へ~面白い。
言葉の由来は舶来品ってことかしら、でもその他外来種の鳥で使えないしこまるよねぇと思って調べたら違いました。
語源はオランダ語の音をあててたみたいです。
連想ゲーム的に色々知識が広がって良いです。
また、機会があれば読んでみたいと思いますが、こういうマニアックな本もある用で。笑




とりあえず今回はまだよいかな。
実践、羽箒。
今回は羽根2本で作ってみます。
この七面鳥の羽根の前に雉の羽根も400円だったのでメルカルで購入したんですが、サイズ感が全然小さくて合わなかったのです。
今回実物見てからでもいいし、まぁ自宅用だし羽根2本でまぁゆるしてと。
で届いてみたら、長さはOKだったんですが、幅が自分のイメージより半分ぐらい狭く。。。
まぁ自宅練習用だしええでしょう。
また、本来なら持ち手の所は竹皮を使う用です。
というので、百均やら色々探してみたんですが、最近は竹皮でおにぎりつつまないのかセロファンのものばかりで見つけられませんでした。
近所に梱包自在の「シモジマ」(たとう紙とかも結構うってて面白いですよ店舗)があるので、あそこならあるかなぁと思いましたが、業者が買うような枚数は要らんしねぇ。
プランBとしては大好物のサバ寿司をかったら包み紙もつかえるやんと思ったんです。
で、本日お茶のお稽古の帰りに三越でいづうがフェアしてるってみたので、寄ってみたんですが、なんやあれ。
高すぎ!
サバ寿司一本6000円近くします。
というので、却下。
今回はお正月用のランチョンペーパーで越後和紙があったので、それを使います。
ついででいうと、釜敷紙もダイソーで練習用の半紙を買ってきて一番上だけこの越後和紙にして2度折ってみます。
なかなか型がつかないので、風炉を重しに「寝押し中」。




というので、今回はまぁ正式な羽箒人間国宝とかがみたら怒られるかもしれませんが、ありものと工夫で。
まずはワンペア2本の羽根を前後で重ね、クラフトバンドを縛ってあった針金でくくって連結です。




最後、持ち手ように紙をくるくる巻いて、水引でも良いみたいですがないので、家にあった麻ひもでとめました。




ま、最初やしこんなもんでしょう。
長さ的にはギリギリ作った「炭斗」に乗るようです。
これからは野山に出かける時、羽根が落ちてないかチェックしないとなぁ。
白鳥とか鶴がほしいけど。
ワタクシの山の師匠は最近近所の印旛沼あたりでバードウォッチングにはまっているらしく、朝の散歩の鳥観察用に一眼レフも買った旨SNS投稿が毎朝あります。
カワセミとか雉、白鳥とか色々いるようなので、今度師匠にお願いしとかねば。
とりあえずは道具も揃ったし、炭点前の自主練がんばります~