カルシファーのベーコンエッグを作るべく、先週から仕込んで今日フライパンで燻してみました。
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そう、誰もが食べたい、ジブリ飯。
魔女の宅急便のニシンのパイ、パズーのトーストと並んで、3大ジブリ飯のあれです。
レシピ詳細はクックパッドなど、いろんなサイトにありますので、探してみてください。
キャンプの師匠とかは、チップとか温燻、熱燻、とかいろいろこだわりがあります。
が、ワタクシはそこまでではありません。
今回の目的はそこまでこだらわないので、美味しい無添加加工肉を家庭でできるだけ簡単にがポイントです。
燻製アクティビティーの歴史
ワタクシ、キャンプ歴はそこそこあるんですが、基本ぶら下がりキャンパーなので、キャンプ玄人にくっついて参加するので今まできております。
故にキッチン道具をはじめとしたキャンプ道具自体はたいして持っておりません。
燻製器などは、況やおやです。
基本は山用のテント・シュラフ、コッフェル・バーナー等山仕様がベースです。
というのも我が家、自家用車はありませんので、ぶら下がりで車に乗せてもらう以外は基本「公共交通機関」でたどり着ける場所が目的地となります。
これは、日本でも海外でも。
探せばそこそこあるもので、「限定された条件下でいかに楽しむか、ミニマムからマックスジョイへのチャレンジ」としてゲームみたいで、これはこれで燃えます。
ということもあり、戻りますが、そもそもキャンプ道具はほとんど持ってません。
チョーコンパクトになる焚き火台ぐらいでしょうか。
同じものは探せませんでしたが、リンクのようなタイプです。ユニフレームで6000円ぐらいしたでしょうか。
最近はもっとコンパクトなモノもあって、上にオプション付ければ鍋も吊り下げられたりします。
と、前置きが長かったですが。
再度申し上げます、「燻製器」などはなおさらです。
ちゃんとしたものは20万円ぐらいするものもありますし、簡易バージョンだと段ボールでできたりします。
ただし、我が家はマンション。
さすがにベランダでやったら怒られそうです。
というので、今回はマンションのキッチンでできる方法をトライしました。
手持ちのフライパンと網、100均のボウルと紅茶葉で。
まずは家にあるもので物色です。
色々サイトの情報からすると、フライパンでできそうです。
我が家にも断捨離候補のデカいフライパンがそのロールを全うして断捨離から逃れるべく、鎮座しております。
こちらを使わない手はありません。
残念ながら手持ちの唯一のボウルはサイズが小さく合いません。
お好み焼きやステーキー用カバーも検討しましたが、カッコいいですが、そこそこ値段がするので、却下。
まずは百均で物色です。
ただし、近所2~3まわりましたし、リサイクルセンターで古い寸胴鍋や大き目鍋も物色しましたが、これというものがなく。
ボウルも普通の百均だとステンレスだと小さいモノしか置いてません。
が、ネット情報によると「ダイソー」なら100円ではありませんが大型サイズもあるというので、大型ダイソーの店舗がある駅へ。
そして、26cmピッタリは品切れでありませんですが、うまい事内径(内径24cmに縁が1cmほどめぐっている)と接合するというので24cmの一回り小さいモノでかぶせることで、隙間なくかぶせることができました!
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なお、家庭でできる手軽版のレシピをみてると、どうも紅茶やほうじ茶と砂糖(ざらめ)を使っていぶせると。
できれば家庭にあるものでなんでもやってみたい派なので、今回は紅茶葉と三温糖を採用。
うまくできて欲が出てきたら、他のチップも試そうと思います。
下準備が時間がかかります。
燻すの自体は30分、肉をひっくり返して30分の計1時間程度ですが、事前準備が時間がかかります。
まず、600g弱のバラ肉を購入し、1%ぐらいの塩をまぶします。コショウやハーブはお好みで。
ワタクシはローズマリーなども合わせてコショウをすりこみました。
塩は以前も塩豚作ってたので、ちゃんと軽量せずに適当に目分量です。(ざーっと表面にまんべんなく軽くつけるぐらい)
その後キッチンペーパーを巻いてラップして冷蔵庫で3日程寝かし、余分な水分を抜きます。
一度天地ひっくり返して、キッチンペーパーを取り替えました。
其の後、流水で洗って水分を拭きとったあと、日陰で風を当てます。
8時間ぐらい塩抜きするレシピもありましたが、私の過去の塩豚作ってる感覚ではそこまでいらないというのと保存性を考えるとドイツ人じゃないですが、そこそこ塩は残さないとというので、さっと水で洗う程度です。
以前、キャンプ仲間がこの塩抜きを失敗して塩辛くて食べれ無い経験はしてましたが、まぁ、塩豚経験から大丈夫でしょう。実際問題ありませんでした。
そして、ごぼう茶作るのに買った網が活躍です!

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一番の心配は獣にとられないか。
過去のキャンプで、スキー鍋で、外部に肉を保存・乾燥しているあいだに、獣(狸?)やカラスにとられた痛い過去があります。
ここは都会、でもカラスって賢いしなぁ。
さっそくお向かいのマンションのベランダに一話きょえちゃんが止まっているじゃないですか!
ただ、我が家のベランダシルバーのアルミ製なので、きらきらしているのか、こっちには来なさそうです。
買い物などで家を空ける時は一抹の不安がよぎりましたが、今回は取られずに乾燥できました。
これはトータル2日ぐらいの乾燥でしょうか。
難しい場合は冷蔵庫でラップをせずに置いとけばよいそうです。
この状態でやっと燻しの作業に入れます。
まず、フライパンの底が汚れないようにアルミホイルで綺麗にカバーをします。
その上に直接ティーバックを開けて紅茶茶葉3パック分と砂糖大さじ2~3を入れて混ぜてフランパンに広げます。
最初中火でフライパンに点火し、茶葉から煙が出始めたら、弱火にします。
網を載せて、肉から油が落ちて煙が消えないようにアルミ箔を置いてから網の上に肉を置きます。
最後にボウルをかぶせて煙が漏れないようにぴっちりかぶせます。
ボウルは熱くなるのでミトンか軍手など必ず使ってください。
今回は600g弱のバラ肉、これも600円弱でハナマサで買ってきて、紅茶ティーバック3つとお砂糖大さじ3、あとは塩コショウハーブ、なんで材料費自体は700円ぐらいですかね。
ですが、これ超高級な味の無添加ベーコンに変身しました!
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寝かす作業が多いのでトータルの時間はかかりますが、作業自体はそこまで時間とられません。
この原材料費でこの味、次回からは自家製をやらない手はありません。
マンションなので、気にしてましたが、意外と煙ももくもくせず、香り良く美味しくできました。
魚やいたりカレー作るぐらいの匂いの残り方なので、実施時換気扇Maxで、終了後窓全開すればぜんぜん問題ありません。
羊の肉焼くより匂いは残らないです。(大好きなんですが、匂いがねぇ)
添加物が気になる加工肉の代表なんで、今後は自家製ですね。
こうやってどんどん自力でできることが増えると嬉しいです。
次なる野望は自家製ソーセージかな。お楽しみに。