Googleの分析によると、我がブログ、読んでいただいている記事で人気があるものの一つが、こちらのようですね。

ということも踏まえて、着物ライフの驚きポイント第2弾を書いてみたいと思います。
それもテーマは「帯の胴2重巻き」についてです。
それって必要?暑いやん。。。
きっかけはこの夏の暑さです。
というか、冬場でもそうです。ワタクシ、冬場でも着物寒いと思ったことがありません。
そんな外でジーっと何時間もいないし、最近どこも空調あるし、地下鉄なんてむしろ冬でも着物だと暑い!
で、ちょっと考えてみました。
色々工夫して長襦袢省略の嘘つきなどウソツキまくっているので結構シンプルなはずです。
でもいわゆる着物の圧迫感と暑さって何よりも「帯」と思いませんか?
これも経験してみてわかったんですが、最初に買った弥栄織物さんの軽装3シーズンOKの帯だとかなり薄いのでそこまで思わないんです。
弥栄織物さんの軽装タイプの帯。結構薄い!写真映りがわるいですが、もうちょっと水色に近いブルーグレーです。
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↓下のリンクは違うものですが、値段的には似た感じで3万円ぐらいだったと思います。
きっかけは正月の初釜で袋帯をしめたとき。
この袋帯、訪問着とセットで7800円でリユースを手にいれたので、まぁ文句はいえないのですが、綺麗なのですけど、昔の袋帯?だからか結構「硬い」「厚い」からの「暑い」です。
そんな値段のリユース着物にみえないな~
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1月はそんなもんかなと思ってましたが、いくつか帯を試していくと、やっぱり芯が固いのが嫌いなんだなと。
というのも、ワタクシ帯は前結びなので、前結び用のバリっとした帯板を使ってます。
帯を回すためには便利なんですが、かなりしっかりした芯があるので、帯の芯と合わせるとダブルで重なる感じなので、これ必要かなぁ?と。
ぺらぺらの木綿の半幅帯なんかはさすがにこの帯板ないと皺もよるので、必要だなと思いますが、袋帯、ぐるっと生地の摩擦でまわせるんだったら、立派な帯板要らんわなぁと。
もっともっと深堀して考えてみると、帯って胴に2重巻きしますが、これ必要?
半幅帯は結び目ができるのと、そもそもそこまでしっかりしてないので、帯板も含めて2重巻きは必須と思います。
木綿の半幅帯。
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私は割と半幅帯でも帯締め・帯揚げするほうですが、帯締めがない結び方が基本と思うので、2重巻きが必須なのはわかります。
問題は半幅帯以外。名古屋帯や袋帯。
物理的に帯を止めているのってやっぱり帯締めとか帯揚げの下の枕の紐だったりします。
帯の歴史をひもといてみると、江戸時代の最初の辺は帯締めとかなかったようですし、しっかり帯自体を結ぶ方法が多かったように思います。
って考えると、現在の結び方では帯締め・帯揚げ、場合によっては帯どめクリップとかあるので、2重巻き要らんのちゃうって。
洋装のベルトを考えてみてください。
胴に2重巻きしませんよね。
苦しい原因、暑い原因はコイツじゃないかと思うのです。
ただし、胴の1重巻きだと、お太鼓が綺麗に作れないってこともあるかもしれません。
であれば、意外と作り帯とええんちゃうって。
胴一重巻きで。
最近、「結ばない帯」なんかも流行っているようですし。
探してみたら、業務用の仲居さんがパパっと着るような作り帯の名古屋帯は胴巻き1重のヤツがあるようです。
装着のしやすさ、圧迫感と暑さってのを考えたら、検証の余地はありそうです。
ただし、まだ帯をジョキーっと切るのは勇気がいるなぁと。
他の方のブログなどでリサーチしてみると、昔の袋帯を軽くするために、胴回りの芯を半分にしたり、お太鼓以外は芯を抜いて作り帯したりされているケースもあるようです。
もしトライするんだったら、袋帯だな。
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これどうせリユースで格安でかったので、作り帯に作り替えて、且つ胴巻きを1重でやってみようかしら。。。
よく、アンティークの帯など帯が短くて胴に2巻きできないものもあるようですが、1巻きで対処されてて、別に問題はないみたいですし。
きものYoutuberのすなおさんの記事を読むと、「バレたことない」らしいですし、胴1重巻き。
まだちょっと帯切るのに踏ん切りがつきませんが、もしトライしましたらまたレポートいたします。