夏絹着物、自分で洗濯後のメンテナンス

手作り
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先日、自己責任で絹の夏着物を自分で洗った旨記事にいたしました。

完全に乾いてからのチェックをすると、以下2点対応が必要かなぁと。

1.袖丈が3cm縮小。

→布の余りはあるので、自分で縫い直して袖丈を出す。

2.着丈も同様に6cm縮小。着るにはどちらかというと縮んでちょうど良いのですが、問題は居敷当て。生地の収縮率が異なるので、裏地が着物生地より1cmほど長くてみえるのと、ちょっと縫い目がつっておる。

→つっている縫い目をほどいて調整し、居敷当ての裾を3cm織り込んで裾上げ。

というのをやってみました。

このための、今年の和裁教室です!

裁縫がお得意じゃない場合はうぇへ~ってなるところだと思いますが、むしろワタクシにとってはレジャー。

上手というワケではありませんが、楽しいし、自分がOKであれば人様に売る商品を作るわけではありませんので、気軽にトライです。

習ったことを復習するには絶好の機会です。

ということで、それぞれ2つの工程について、自分の備忘・ログも兼ねて記録します。

袖丈直し

今回袖、裄(幅)は問題なかったんですが、やっぱり丈は3cm(8分)違うとちょっと短いってみてわかるかなぁと。

まぁ長襦袢を折り込んで着るって手もありますが、和裁教室で袖は習ったのでやってみます。

まずは裏がえして、織り込み部分をほどくために、そでの両端(みみの所と袖口以降ぬってあるところを、少しだけほどきました。

全部解く必要ないので、5cmぐらい。

それから織り込んである分を霧吹きたっぷりしてアイロンがけです。

折線が消えるように体重かけてアイロンです。

プロのきせがかかってるので、線残るかなと思いましたが、問題ないようです。

その後、袖の底の縫い目から8分(3cm)の所でチャコ付けします。

本当ならけんちょうき使って、ですが、線まっすぐ引けそうだったので、手を抜いて定規でジャー。

和裁の先生が見たら泣いちゃうかもですが。笑

その後、カーブが始まるところまで縫い目をほどいて、新たな採寸でチャコじるしはいっているところを、なみ縫い。

距離は大したことないので、すぐでした。

問題はきせをかけた後のカーブの所。

一応、和裁教室の時につくってあった厚紙のカーブの型紙をあてて、教わったことを思い出しながらやってみましたが、ラウンドがやっぱり難しい。

片方はさすがにあんまりひどいから1度やり直しましたが、まぁ、こんな感じでええか。

あとは袖の両端、初めにほどいた5cm程をくけてアイロンで仕上げます。

まぁ、ええんちゃう。許容範囲。

居敷当てのメンテ

次は居敷当てのメンテです。

まずは参考になるお手本のObservationからです。

ワタクシの持っている単衣のシルック(ミシン仕立てのプレタ。さすがにくけは手縫い)にも居敷当てがついているのですが、それは生地の上(揚げのあたり)両端しか縫ってません。

実はこの単衣も実験君で後ろ幅・前幅を自分で狭めたんです。

脇じゃーっと直線縫いですしね、できるかなって。

プレタポルテで買ったシルックだったので、やっぱりマイサイズにしてみたい!ってので今年の夏ちくちくやってました。

その時一度居敷当てを外してこれも幅調整してあるのです。

で、このプレタの居敷当てと今回手縫いでおねがいしてあった夏着物の居敷当てを比較すると素材も違うんですが、縫い方が1,2か所違います。

プレタは上と両端だけ塗ってあったんですが、手縫いの方はそれに加えて、背縫いのセブセの所と居敷当てを真ん中通して塗ってあったのです。

手洗いすると、両端の縫い目はそこまでじゃないのですが、このセブセ・背中心通す縫い目がかなりつってます。

ということで、今回はまずこの背中心の縫い目をシャーっとひっぱて解き、縫い直そうかなとも思って全体の1/3ぐらい縫ったんですが、両端がぬわちゃっているので、表にでないように縫うの結構めんどくさいのですよ。

というので、1/3だけ縫って、終了。

シルックの方はこの縫い線ないし、ええかなと。

あともう一か所ちょっとした違いは、裾の部分、両端と真ん中と3か所千鳥がけでとめてありました。

なので、この千鳥がけの部分は表から見ても居敷当てが見えないのですが、居敷当ての方が長くなっているので、この千鳥がけ以外のところがタプーンとたわんでいるのです。

ゆえにこの3か所の千鳥がけを解いて、両端も裾から3cmだけ解いてから居敷当ての長い分を6cmほど内側に3つ折りにしてしゃーっとなみ縫いでとめます。

これで表生地から居敷当てが見えない丈になりました。

今回の洗いで分かった事。

やっぱり「洗い張り」をすると縮みますってのは聞いてたんですが、ちゃんと水通すとまぁそれが普通なんでしょうね。

袖3cm、着丈6cm。

なので、あつらえる時からこちらを考慮しておいた方が良いかなあと思いました。

縫う前に水通しってなかなかデフォルトではやってくれませんもんね。

なので、普通の汗抜きクリーニングだと、部分的なスチームあてだから全体的には縮みにくいんですねぇ。

着物屋さんのススメで通常採寸で今回着丈や袖丈を作ってあったんですが、これ実はワタクシにはちょっと着丈は長いのです。

ワタクシ、身長が160cmなんで、着丈160cmぐらいが良いとされていますが、胸やお尻がないからかもしれませんが、ちょっと長くて着にくいのです。

むしろ150cmぐらいの短めのほうが、腰ひももウェストじゃなく腰骨の所で縛れるし。

というので、むしろ縮むの狙ってたところもあるので、今回の自分で洗濯とメンテナンス、一応成功ということで。

まぁ生地にもよると思うのですが、洗い張りまではしないけど、着丈と袖丈は洗った後ちょっと直すってのはアリだな。

全部ほどいて洗うまでせんでも、これで行けそうです。

ただし、着物の丈の長さがある程度長目担保できてるものや、生地の染め・染料落ちしないかとか、生地にもよると思うんですよねぇ。

さすがにワタクシも金箔はってるやつとか、縮緬、しぼり、御召など強撚糸は自分でやらんと思います。

いずれにせよ、まぁ自己責任でではありますが、ワタクシの実験結果が参考になれば幸いです。