観賞、マトリックス。

本/映像/芸術
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年末年始、漫画や本、未観賞の映画ドラマなどを皆様も観賞されているかと思います。

ワタクシスターウォーズ通し見につづいて、興味はあったものの実は見てなかったSF作品のマトリックス3部作をやっとみたので、感想をつづってみたいと思います。

実はチョイ見はしてたが、

日本で公開された当初、周りがものすごく騒いでたので、きっと面白いんだろうなぁと思いつつも未観賞でした。

今思えばなんでだろうと思います。

主演のキアヌリーブスも結構好きだし。

きっと周辺男子が昔の仁侠映画やブルースリー映画を見た後、中二男子バリにネオの「あのポーズ」(銃弾を避けるブリッジ)を漏れなくやってたからだ、と思います。中二女子的なんやあれ、と冷たい目線的な。

現在の私なら、外見はおばちゃんですが中身はおっさんでコーティングされた中二男子部分も備えているので、俄然興味をもって見れるんだと思います。

度々見る機会がなくもなかったんです、出張中の飛行機の中でも何度か視聴をトライしましたが、最優先の映画ではなくて、「もうすぐ着陸します」と毎回1が1/3も見ずに中断。

と、ちゃんと筋がわかる程度にはみてなかったので、よくわからない映画になってましたが、やっと今回通しで見れました。

今から見ると、これも1999年の作品ですが、スゴイ!

仮想現実

あなたが生きているこの世界は、コンピュータによって作られた仮想現実だ

マトリックスの台詞より

いや~、AR/VR/AIの端くれがでてきてる2020年、マトリックスの世界はお話の中だけではすまなくなってきていますねぇ。

AIに支配されるのは少し先かとは思いますが、本当に自分で考える人工知能がでてきたら、確実に人類は「ウィルス」並み脅威・不要なモノとして地球上から抹殺されるでしょうし。

今メディアで煽っている「AI」ってまだまだそのレベルには及ばない、下手したらIF文プログラムに毛の生えたぐらいのモノを「AI」とか言ってる粗悪な偽物が多いので。

1999年時点でこの「仮想現実」で目くらませさせられている人類 vs 高知能コンピューターって設定はなかなか斬新だったと思います。

ただ、陰謀論ではありませんが、高知能コンピューターを政府やマスコミ・企業と置き換えたら、同じように目くらませされてる情報弱者は同じうように仮想現実で生かされているというようにも解釈できますので、ここでも、自分の眼で見て考えて賢く生きるがポイントですね。

筋の詳細は他のファンサイト等にゆずってここでは割愛しますが、ターミネーターやマトリックス、ブレードランナーといったSFの仮説の世界がほんと現実に近づいてきてますね。

ただ、まだ空飛ぶ車は2020年でもでてきてないし、私が生きている間はAIに人間が取り込まれるまではいかないかなぁと、安心して映画や小説の中で楽しめるぐらいで良いかなと思っています。

マッドマックスとか北斗の拳の世界は私が死んでからでお願いします。笑

また、仮想現実以外にも、自らバージョンアップするためにあえての不具合をというくだりや、悪と正義と見せかけて実は同じ脳を持った右手と左手である的な構図もなかなか面白いなと思います。

さすが、LGBTの作品だけあって、美しい芸術。

最後に、筋ではなく作品の表層的な部分について。

有名な話ですのでご存知の方も多いと思いますが、1作品発表時は監督・脚本はウォシャウスキー兄弟でした。

途中どっちが先かは忘れましたが、姉・弟もしくは兄・妹の過渡期を経て、この監督 ウォシャウスキー 姉妹になっちゃいました。

スゲー。

作品見れば、美意識が半端ないので、絶対作ったのゲイと初期作品発表当時から思ってましたが、まさにそんな作品です。

まず、出てる役者が綺麗!

長い衣の裾をたなびかせてる立ち姿や所作、ジョンウースタイルやアジアンな格闘シーンなども非常に美しいです。

ただ、立ち振る舞いの美しさに焦点が置かれているせいか、いわゆる「殺陣」としては嘘っぽい。

若山富三郎やサニー千葉にくらべると、気迫が違います。

芸術性の高い「演舞」系なんでしょうねぇ。

チョイ役ででているモニカベルッチもそうですし、トリニティーに対して別の美をあてるとか。この肉感的な官能美を使う所なんかは同じゲイ監督のビスコンティぽいし。

と、綺麗な部分を取り上げましたが、個人的に一番気に入ってるシーンは、モニカベルッチのパートナー役の メロビンジアン のこれ。

フランス語はお気に入りだ。特に、相手をののしる言葉がね。 Nom de dieu de putain de bordel de merde de saloperie de connard d’enculé de ta mère.  まるでシルクで尻を拭くかのようだ。

出典: マトリックス リローデッド のメロビンジアンの台詞より

ワタクシもこのフランス語「 Nom de dieu de putain de bordel de merde de saloperie de connard d’enculé de ta mère. 」を流暢に発音できるように練習しようと心に決めたという事で、今回は締めくくりたいと思います。