皆様、旅に出る時どんなカバンでおでかけですか?
ワタクシ、最近でこそ海外旅行もザックでというミニマリストですが、最初からそういうわけでもなく。
直近のミニマリストっぷりは、過去記事の昨年末ニュージーランドと今年9月のフィンランド記事を参照ください。




今回は特に海外旅行・出張のスーツケース・バック遍歴について綴ってみたいと思います。
初代スーツケース: アメリカンツーリスター
初めて海外にでかけたのは、大学2回生の時の北米イリノイ大学への語学研修。半分寮、半分ホームステイで初めの海外でした。
まだ、そんなお金ももってないので、参加費は幼少期からのお年玉積立ゆうちょを使っての初外国です。
スーツケースも買わな~といってもそんなに予算もないので、けっこうぺらぺらなプラスチックの大き目アメリカンツーリスターの青いスーツケースを購入。
25年も前なので、商品情報はさがせませんでしたが、人がはいるんじゃないかというぐらいのかなり大きなサイズでした。
当時は初めてだらけだし、トータル1か月滞在するし、とかなりの大荷物で出かけました。
まだこの時は荷物を少なくしようという魂胆はみじんもなく、足りないものないかしらと余分なものを詰め込んでたんだと思います。
大学での企画研修だったので、一緒に20人ほど同じ大学に行きましたが、みんな似たり寄ったりですかね。今からも思うとかわいらしいです。
2つ目:マダムHと同じキャンバス地のスーツケース
ワタクシ、たまにチェックしているサイトで、「マダムH」さんのブログを拝見しています。旅モノが充実してるのと、ファッションや映画などわりとこの方と趣味が合うなというので。




で上記リンクのスーツケースと色違いのものを、社会人になってからは購入しました。アメリカンツーリスターのはやはりデカすぎて、取り回しができんと。
ソフトケースでベルトがアクセントになってて旅情を感じるクラシカルなデザインでとても気に入っておりました。大きさは機内持ち込みできませんが、大きすぎず、小さすぎずで。
これも3年ぐらいつかったでしょうか、ちょっと仕事もできるようになり、お給料も増えとなると、色々買いたいお年頃になります。
そして、シンガポール出張の際に一目ぼれして次に買ったのはこちら。
輝くリモワ
ワタクシ長らくドイツ企業に勤めてたんで、知ってましたよ、リモワは。
でも、シルバーのクラッシックな子には指触がうごかず。
ゴールドのこの子買っちゃんたんですよね~
シンガポールでこれ買うとか、金満家の大陸の人みたいですね、今思えば。頭沸いてたんだと思います。笑
似てますが、ハニーゴールドのものより真鍮色に近くて、わりと鈍い光というか、渋くみえたんですよ。
今は違うみたいですが、購入時は持ち手がこげ茶の皮張りでとてもシックにみえたんです。
一時冬の3か月週末はほとんどスキー場って時代にも、これ活躍しました。スキーブーツとかウェアとか荷物多かったので、このスーツケースで長野やら北海道やらシャモニーまで。重かった。
まぁそういう時代を経てからの現在があります。
でも、国内出張も多く、このリモワはデカすぎます。
というので、白羽の矢がたったのはアローズ限定の白の正方形に近いミニリモワ。2泊ぐらいまでの用途で良く新幹線や羽田見るあれです。同じものは探せなかったので、↓は類似品の参考に。
結局使いにくいからと、中の蛇腹構造のPC収納なんか取っ払って使っていましたが、出張を重ねるほど、両手がふさがるのに耐え兼ねて、最終的にはこの子ともおさらばすることに。
まだいいんです、飛行機で飛ぶような大阪とか福岡とか都会に行くときはこのごろごろで。
でもね、ワタクシどうやっても工場とか地方も多く、ホームじゃなく乗車位置で行先が変わるような名鉄とか、なかなか複雑な駅構造の電車利用でかつ雨もふってカサもさし、PCバックももう持てない(怒)となって、国内であっても最終的には海外でもザックでの出張となりました。
そして、結婚後最小化へ
結婚当時はそうでもなかったんですが、ワタクシ引き続きこのリモワを使ってましたし、夫も結構出張族。
南米、メキシコ、インドネシア、フィリピン、オセアニア圏などデカイ独身男だったんで、女性を行かせられないような辺境担当として結構海外出張してました。当時夫がつかってたのは、今でも意識高い系男子に人気のTUMI。
超デカイTUMIのスーツケースと、機内持ち込み用にも別のTUMIその他、TUMIだらけでした。
ただ、結婚すると、荷物が2倍2倍。
最初は入れ子構造で収納してましたが、共有できるんじゃないってことから、1つ売り、2つ売りと処分していきました。
もともと、ミニマリストの傾向は夫も私もあったので、いろんな実践経験を重ねるごとに、合理化(お払い箱)していき、最後に残ったのは、この機内持ち込み可能なゼロハリバートンのソフトスーツケースのみ。
Goldenargo.com
もう私も夫も海外出張でもザックで行ってましたが、ワタクシはどうしても「お土産」をもって各所詣でがあります。お菓子ってかさばるんです。
基本外人、就業時間後はどんなにトラブっててもお客さん仕事でも帰ってしまいます。中には本当にいい人もいて、時間外でもやってくれる人もいるんですが、そんな人達には義理は欠かせれられません。
彼らに届ける用に、私の荷物は全部ザックに収まりますが、お菓子やらその他現地の日本人への届け物をこのゼロハリに詰めるというので、この子が最後に残りました。
まぁ、でもセミリタイヤした今となっては要らんなというので、最後の子ともサヨナラ。というので、現在に至ります。
荷物最小化へのポイント。経験則から。
ワタクシにもデカいスーツケースの時代を経て、現在のミニマムザックスタイルに変わってきたわけですが、この変化のポイントは何だったのか。
一言、重い、めんどくさいです。
特に出張は荷物以外にパツンパツンで集中すべきことが多いので、できるだけ荷物に時間と労力を割きたくないというのが根底にあります。
ミニマリストブログにも鉄板で書いていると思いますが、結局多いモノって服なんですよね。仕事の時は最低、着ていく服1セット、仕事用スーツ1セット、パジャマ1つとあとは組み合わせで行けます。週末挟む場合はワンピース1枚ぐらい追加でしょうか。靴も仕事用と履いてくの計2つで過ごす。
なので、極力洋服を減らして、あとは持っていったけど使わなかったものは次回は持っていかないを繰り替えすと、どんどん減ります。
あと、女性の場合は化粧品をそのまま持っていってる方いますが、これ絶対小分けにするだけでポーチ1つに収まるので、それだけでも全然ちがいますし。
下手すると、パスポートとお金だけ持ってれば、どうにかなります。砂漠とか山の中じゃなければ。
登山を趣味にしてたのも、影響があったように思います。アウトドアフィールドではグラム単位でモノ減らして荷物を減らしますしね。自分の体力あればいいですけど、だれも持ってくれずに山行中は自分で担がないとだめなんで。
あと、海外はできれば両手ハンズフリーにしたいです。安全面でもそうですし、鉄道利用でもまぁ日本みたいにエレベータースカレーターないですし、段差多いですし。スーツケースごろごろとか電車に担ぎ上げるとか正直無理だなと。このような経験を経てからのザック1つです。
以前、ゴージャスなホテルでルイヴィトンのスーツケース群をポーターに引かせてるお金持ちを北米で目撃したんですよね。あれをみて、ヴィトンとかグローブトロッターみたいなカバンは自分でカバンを持つ人が使ってはいけないなと肝に銘じたものです。
自分で持つものは最小限で。皆様の旅の参考になれば幸いです。