映画「アルゴナウタイ」。ブログタイトルの黄金羊。

本/映像/芸術

栄えある1回目ログとしては、今回このタイトル採用にあたってインスピレーションをもらった、「アルゴナウタイ」の古いハリウッド映画について。

皆様は昔のハリウッド映画はお好きですか?私は古い日本映画も新旧ハリウッド映画も大好きな雑食ですが、今回この映画をみても古い時代のハリウッド映画はなんらか「型」があるように思います。 絨毯から出てくるエリザベステーラのクレオパトラ、どいうやっても悪者に描かれる古代ローマ人、挑戦的な角度でとんがったおっぱいの美女など、でも今回も一番まいったのがアメリカナイズ。

アルゴは幼少期星占いから派生してギリシャ神話や古典に親しんでたので、ストーリーのアウトラインは知ってたんですが、登場人物の名前がどうもアメリカ風。ジェイソンってだ~れ?とおもってたら、(膝を打つ)なんと、イアソンでした! 主人公のイアソンを「ジェイソン」って作っちゃうんだハリウッド、と思いつつも、この1960年代当時においては最新の特撮が盛り込まれており、当時を知らない私からは、懐かしのTV番組でみるウルトラマンの怪獣みたいにちゃちい(失礼)んですが、これがなかなかシュールで素敵です。

途中の場面転換ではもわもわもわっと雲の上の天界シーンに切り替わり、空からゼウスとヘラが人間界の出来事をチェスの駒動かすようにみてて、試練をあたえたり、助けたりとギリシャ神話お決まりのあれです。 最終的にゲットした「ゴールデンフリース」もええええーって感じの金色もこもこちゃんで、これまたすごいカクカク映像の複数頭のついてるヒュードラが守ってる場面が結構個人的にはシュールさ満載でした。ただ、映画史的に他のサイト情報を参照すると、むしろ其の後に出てくる、イアソンたちに退治されちゃったヒュードラの死骸から牙を集め、敵方が呪いっぽいおまじないを使って、骸骨戦士を出現され主人公たちを襲わせます。これがまたまた骸骨ダンスならぬキッチュさがあり、一見の価値ありです。

個人的には国を裏切ってイアソンを助けて恋仲になる「メディア」に注目です。アルゴは昔大竹しのぶさんの舞台でギリシャ悲劇の「メディア」を鑑賞したことがあり、あの女か?!となったんですが、このハリウッド映画中ではそのおぞましい本性はあまりでてきません。ご興味のあるかた、別途3大ギリシャ悲劇の一つである「メディア」も本や舞台等でご鑑賞ください。 (本筋から脱線しますが、大竹しのぶさんがまたバラエティーのあの感じとは大違いで北島マヤばりの別人演技で子供も夫も殺しまくる悪女熱演です)

映画はハッピーエンドで終わるんですが、こちらのブログでも皆様へ新しい発見や興味、お役に立てそうなネタを提供してはゴールデンフリースをゲットするがごとくハッピーになっていただければと思います。