リーマン時代、半蔵門に通勤してた時は一度も行った事ない国立劇場。
今回こちらに芝居初めでうかがいましたのでレポートします。
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で、本日の演目。
ちーばの話、南総里見八犬伝でしたが、正月らしい趣向やドローンまで!




今回はお正月なんで、初釜で着た訪問着袋帯セットで鑑賞に。
そう、例の作り帯にした袋帯です。



何度も付けてますが、まず胴巻きが一重とか作り帯であることはバレたことありません。
その上、作り帯だと着物(長着)の伊達締め兼帯板の「くるりんぱ」すらつけなくてOKです。
前結びじゃないので、くるっと回す必要もないですし、あと袋帯ふるいのって結構硬めなので、帯板も省略。
冬場ですので、そこまで暑さ対策は不要ですが、まぁ苦しさ回避へのあの手この手です。
さて、他の方の着物をしっかりウォッチング。
やっぱりお正月なので、晴れやかな訪問着の方が多かったですね。
夫も言ってましたが、どうも色無地はスタッフ感が出ちゃうし、難しいところですよね。
着物も着付けも上等じゃないと一番アラが目立つというか。
上級者じゃないと着れない感じで、仲居さん扱いは嫌だしとなると、やっぱり華やかめの装いでしょうかね。
ちょうど成人の日だったので、くる道中に晴れ着のお嬢さんをチラホラ見かけましたが、結構渋めチョイスの方も多いようで。
おばちゃんの意見としては、もっと綺麗な色の着ればいいのに~と思いますが、まぁ若い頃はシブイのにあこがれるってのもわからないではないです。
おばちゃんとしては花の色はうつりになが進行中なので、綺麗な色で色々難点カバーに余念がありませんけど。笑
若人はぱーんとはじける腿(表現がオッサンですね。。。)とか肌とか顔色があるのでシブイモノトーン着れるっていう逆説もあったりすると思います。
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芝居に話を戻します。汗
内容はネタバレというか実際お芝居見ていただくのが良いと思うので、割愛しますが、菊五郎はもう動けない感じに見えますが、やっぱり菊之助はシュッとして品がありました。
以前、地上波でやってた歌舞伎のナウシカを見て以来、我が家では菊之助を「テト」と呼んでますが、(テトとのシーンが最初の衝撃波でなかなか大きかったので)ワタクシ結構テト好きです。
立役も女形も両方できる当代の人気歌舞伎俳優かと思います。
以前はそんなに注目してませんでしたが、やっぱり雰囲気あるなぁと。
残念ながらコロナで大向さんの掛け声がないので、かなり寂しいですけどね、大見えきる場面なんかわ。
ワタクシのアイデアとしては、イヤホンガイドのレンタルみたいに、大向ボタンを貸し出して、押せば「音羽屋」とか「中村屋」とか音声がなるようにしてほしいんですけどねぇ。
これ良いアイデアと思うので、ぜひ松竹なのか、各歌舞伎のお家毎にとかごひいきの団体でつくればどうかねぇと思います。
まぁ、今回は松竹ではなく国立劇場なんですけどね。
でもこちら、初めて来ましたが、驚きが。
国立なんで、空間の使い方が南座や歌舞伎座より贅沢なのに、料金半額ぐらい!
学割設定もありやっぱり違うなぁ〜と。
今回は6幕ぐらい3時間の公演でしたが、一等席でも12,000円なのでお安いと思います。
早く他の劇場もこのようになってほしいですねぇ。
先日能楽堂での落語で国立能楽堂に初めて伺いましたが、こちらも飛行機の国際線バリに各座席に日本語・英語等の字幕解説がでるんですよ。



外国人向け文化活動への資金投入がぜんぜんちがうなぁと思います。
また、昨今の歌舞伎座やほかのサントリーホールも館内飲食禁止で、売店も閉まってるケースが多かったのですが、こちらは2階3階に無料休憩所がけっこうあって、持ち込み飲食OK,売店でも色々食べ物うってましたし、レストランも35分休憩があったりするので営業してました。
館内はお正月なので、とても素敵なしつらえが。
いくつか写真を撮りましたので、ご堪能ください。
迎春。
Goldenargo.comどでかい鏡餅が!
Goldenargo.comこの前TVで菊之助と息子でもやってましたが、鏡獅子ですね。
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お正月らしく凧のしつらえも。
Goldenargo.comそして、羽子板も役者のやつですかねぇ。
Goldenargo.com今回は花道の右側。
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個人的には子供の頃の角川映画の強烈イメージで、夏木マリの妖怪が出なかったのが残念でした。
キャストが素晴らしい!監督も深作欣二さんだったんですね~
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あと、リーマン時代、たまに休憩でつかってた甘味処のおかめが祝日休みで寄れなかったのが残念ですが、良い芝居初めとなりました。


今年も月1回は無理でも4半期に1回は演劇・歌舞伎・コンサートなどにいければなぁと思います。