先週は東京も雪でしたね。
皆様大丈夫でしたでしょうか~
ワタクシそんな日は寒がりなんで外にはでません。
寒い雪の日は家内制手工業に限ります。笑
クラフトバンドをつかって炭斗を作ったわけですが、それを作るに至るまでと作ったプロセスをレポートしたいと思います。
籠作成のきっかけは、炭点前。
そろそろ初炭点前を自主練しようと思って、道具を揃えねばと。
炭は一点前分のセットのヤツを注文したんです。便利なモノが売ってます。
火箸もいるわね、料理の菜箸だと重さとか違いそうだからこれはケチらずに買おう。
というので、炭と火箸は「炉」用の分を注文しました。


ちなみに、最近は本物の炭じゃなくてお稽古用の偽物というか学習用ってのが売ってるみたいです。
でもこれは火がつけられないし、掴み具合とか重さとかどうなんだろうと思って。
3Dプリンタで作ったやつとかちょっと興味ありましたが、せっかくエアーじゃなくて自主練するので、炭と火箸は本物にしようと。
本物に比べてめっぽう安いというのであれば検討するんですが、本物より練習用の偽物のほうが値段がたかかったんですよねぇ。
というので、偽物は却下。
あとは炉用にするか風炉ようにするか。
せっかく最近風炉と釜を買ったのだし、家には炉は切れないので風炉用にしようかと最初は思いました。



が、大概がそうなんですが、基本風炉よりも炉の方がサイズも重さも重いのです。
炭にしても、釜にしても。
なので、重たい方で訓練しとけば軽い方は楽々かな~という素人考えではありますが、まぁ、今ちょうど炉の季節だしええかと。
次に必要なのは「炭斗」。すみとりって読むんですねぇ~
これもメルカリとかネットの新品とかを物色したんですが、なんか籠に何万円もアホらしいので欲しい完成サイズ、MRP計算でバンドの長さ・本数を計算しながら自作してみようかと。
で、そういえばクラフトバンドって百均で売ってたよなぁと。
あれでできるのではというので早速チャレンジです。




まずはデザインフェーズとMRP
このダイソーのバンド、丁寧に作り方レシピまで英文も添えて書いてあるんですねぇ。
まぁ日本以外のマーケットの対象の商品ってことですし、ユザワヤとか手芸店だと300円ぐらいするんだろうなぁって思いますが、6m108円ですからねぇ。
ダイソーありがとうって思いますが、こういうのが日本の給料上がらんって事にも繋がると思うと若干哀愁。
さて、まずはダイソーのレシピとはターゲットにしている完成品のサイズがぜんぜん違うので、まずは自分の欲しいサイズを思い描きます。
できれば底24cmの正方形で籠の口は丸いよく市販の炭斗で見る形にしようかと。
高さは12cmぐらいかな。
というので、まずはなんcmのバンドが何本必要か資材所要量計算(MRP)です。
この計算方法、youtubeとかにアップしてる人がいたので、詳細はそれで。
このバンドの幅が1.4cmぐらいだったので、24cm*24cm*12cmにするにはなんcm何本か計算です。
ドンピシャはむずかしいので凡そですけど。
ダイソー作り方を参考にすると、奇数にしておく必要があるので、その辺も考慮して。
というので、必要な長さのバンドを最後の織り込み部分(のりしろ)も考慮して、底辺24+左右の高さ(12*2)+折り返し(5*2)のトータルを切り出し。
バンドは切ってしまうと後戻りできないので、最初にちゃんと計算することをお勧めします。
、あとは底を編んでいきます。
ソコを編む。




書道の文鎮を重しに、あと手芸用ボンドと洗濯ばさみも手元に用意です。
互い違いに編んでいくので、特に難しい事はありません。
毛糸の編み物よりよっぽど簡単ですね。
まぁ凝った編み方すれば違うんでしょうけど、ワタクシ今回シンプルな感じのモノがほしいので。
結局ソコだけでダイソーのバンド2セット必要でした。
高さを12cmはほしいのと、最後の持ち手の強度を考慮すると、もう追加で2セット必要だなぁというので、これは翌日雪やんでから買いに行きました。




あとは、追いかけ編みっていうんですかね、交合に前後ろと編んでいきます。
ワタクシ、小学生の頃、チラシで作る編みかごというのを作ったこともあって、結構簡単です。
チラシの場合は針金をとおしたり、最後ニスで色塗ったりとしたのでもう少し手間がかかるイメージでしたけど、このクラフトバンド簡単で手も汚れないし良いです。




というので、できあがりました。
トータル4セットのクラフトバンドをつかったので500円ぐらいの材料費ですね。
なかなか楽しいレジャーで且つ、炭点前の道具が揃いました。
あとは、羽根だな。
羽箒も作りたいと思うので、またそれは別の記事で~