今年は和裁教室に半年通ってました。
昨年義母に着物を貰ったのをトリガーに、茶道に入門し和裁を始めなかなかの広がり様です。
お蚕さんを飼いだしたら誰か止めてください。笑
さて、やっと縫い上がって、なんと目黒の雅叙園で終了式があったのでレポートします。
半年かけて単衣を縫う。
以前記事にもかいたのですが、今年は3月から2週間おきに半年間和裁教室に通っておりました。

初心者でも過去8年この教室で脱落者はいないということで、ワタクシもチャレンジです。
普通は肌着とか浴衣から作るそうですが、西陣御召の単衣です。
ただし、プロの品質にこだわらなければ、正直ほとんど直線縫いなのです。
やる気があればできるって感じですね。
一番難しい、湯のしして私のサイズにあわせた裁断は先生がやってくれるので、、、
まぁ一番難しい所はなしです。
今回作ってみて思ったのは、他の洋裁も一緒なんですが、
- 正確に測る
- 正確に裁断する
- 正確にチャコを引く(線をひく)
- 手順通りやる
ができれば、あとはひたすら直線縫いですから。
襟はカーブをつくりながらですが、縫い方としては基本直線縫いですし。
袖のカーブぐらいですかね。
初めてケンチョウキをつかってチャコをひいたり、布地が動かないようにピーンと張ってマチ針を正確にうつというのが一番重要だなと思いました。
で出来上がった着物はこちらの西陣御召。
茶道でも利用できるようにとこちらをチョイスしました。一番右がワタクシでございます。
ちゃっかり、先日縫ったバッグも携えて。



クラスメイトとパシャリ
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帯はこちららの「とりよろふ」という作家さんのクリムトの生命の樹のオマージュ作品です。
初めて染帯を買いましたが、生地も良いみたいで締めやすいですし、かなり気にいっております。
季節も選ばないので、わりと重宝しそうです。




終了式
まさか、そんな大げさにやるとは思ってませんが、まぁ着物屋さんのプロモーションの一つなので参加するかという感じでのぞみましたが、行ってびっくりです。
和裁教室は3テーブル24人だけですが、着付け教室の人が100人以上いて、先生も合わせると150人以上の和装女子が集団でおって、すごい絵でした!
また、着付け教室の方で10年もこの会に参加している主みたいな人達もおり、えええ???着付け10年やってもできひんの?と一瞬思いましたが、ちがうようで。
着付けはできるんだけど、着物着ていろいろイベントごと参加するようなサークル的なノリでこの着物屋さんとお付き合いがあるようです。
なんかすさまじいプロモーションですね。
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ちなみに、緊急事態宣言が解除されたので、フルコースアルコール付きで参加費11000円程。
終了証書を受け取るというのもありますが、150人ぐらいの着姿それぞれ壇上にあがって、ポーズをとり、さらにどれが良いかの投票やら、ちょっとした反物巻き上げ競争的なゲームがあったりと。
着物屋さんも色々企画されてるのですねぇ。
和裁の方は初心者が縫うので生地に制限がありましたので若干地味目ですが、着付教室の方はもっと華やか、髪も盛りぎみ。
業界の事も含めて色々勉強になりました。
ワタクシ、ほとんど「催事」的なモノに参加したのはじめてだったんで、同じテーブルになったお姉さまに質問すると、バブルの頃はもっとすごくて芸能人とかも来てたそうです。
へ~
1番印象的だったのは、「着物の為にもっと働かなければ〜」というお姉様方が多くて沼の深淵を見た!って感じです。
(一体、いくら着物につっこんでるんだろう、このお姉さま方!恐ろしい!)
着物を一枚縫ってみての感想。
来年もやるか?
う~ん、たぶんやらんねぇ。
一枚縫ってみたのですが、ミニマリストなんで、そんなにたくさん着物ほしいわけではないのですよ。
今ある着物の手入れやら、もらった着物のサイズ直しなどするのに、我流じゃなくて和裁のいろはが学べればよいかなぁぐらいだったので。
きっとゼロから着物はこれからも縫わないと思います。
ただ、着物の構造やら、和裁の基礎は非常に勉強になったので、これからの着物ライフを豊かにするのに貢献できるかもとも思います。
まぁ、こういう世界もあるんだなというので、今回は着物イベントのレポートでした。