今朝(昨日)の我が家のトップニュースはWTIの暴落。

出典:日経新聞電子版
朝からモーサテでもこの話題で持ち切り。
先週もWTI20ドル台であったり20ドル切ったりと、私が意識して見だした時は60ドル前後でしたが、それでもスゴイのに、ゼロ振り切ってマイナスって。
売り側がお金払って買い手に持っていってもらうってことですよね?!
スゴイ時代です。
思ったほど、日系企業には影響なし。
さぞ、日本の元売り、石油卸、石化関連メーカーなど影響かるのか?!と本日の前場ワクワクしながら、どーんと下がったら買ってやれ~と思ってましたが、思った程下がらず。
それもそのはず。
ワタクシの不勉強ですが、日本の元売りの指標としてはWTIではなく、ドバイスポット価格。とはいえ、夕方みたらドバイも落ちてますが、まぁWTIほどではありません。
な~んだ残念、買うほどではない下げでまったく面白くない。
ですが、他に面白い点も。
前場開いての最初の30分程ですが、瞬間的な値上げ率No1が見るからに原油タンカーの会社。
知らない企業でしたが、企業のHPみるとマークが明らかに日本郵船系で大株主日本郵船の原油タンカーの会社でした。
株価の上がり下がりって、事実だけではなく、いろんな思惑やら噂でもあがったり下がったりするところが面白い所でもあります。
スゴイ材料のニュースでも翌日まったく株価に響かないことも多いですし、ホント勉強すること多すぎです。
まぁ、こんなどさくさ紛れというか便乗なかんじで、夕方には出光の予想修正で営業利益250億円マイナスってのもでてましたし。




同じく日経電子版からの出典です。
石油・化学系はサラリーマン時代も色々仕事させてもらいましたが、まぁ色々思う事の多い業界です。
油田権利もってるような川上企業さんなどは、ジャーと蛇口ひねればお金でてくるようなビジネスだったりもしますし。まぁ金持ち喧嘩しないの典型のおっとり社員さんが多かったイメージです。
石油などの時価ものなんで、各種部門評価指標としては価格は考慮しないといった企業さんもありますし。
と思えば、いろいろ文化習慣が違って面白いなあと。(↓過去、某社株主総会記事)



今回じりじり原油価格がさがってきてる背景に、OPECやらロシア、アメリカとの減産合意がなかなか決まらなかったことや、コロナによる需要減などが大きな原因としてあります。
コロナ禍はどうしようもないとは思いますが、一点なんとなく臭いのは減産合意に時間がかかっていること。
色々要因あるんでしょうけど、ロシアと中東でアメリカのシェールつぶしちゃうんと勘ぐってしまいます。
実際、アメリカのシェール企業じゃんじゃん潰れて行ってるみたいですしね。
中東は国策でやってますし、王族の資本だったりしますので、投資規模がちがいますしねぇ。
20~30年前のスパイ小説とか経済小説とかはオイル・エネルギー資源を絡めたものも多くデカイ金が動くせかいなので、まぁいろいろ勝負師的には面白いんでしょうけど。
ちょっと不謹慎かもですが、色々世界の転換点でほんと最近はニュースが面白く、また10年20年、さらには死んでるかもですが、50年100年時の洗礼を受けた後の評価が楽しみです。
今後もワクワクしながらチェックしたいと思います。